今回は「好きの窓」の名前の由来について。


この場所の名前を何にしようと考える。

簡単に言えば、「自分の、誰かの好きをひとつでも増やす」ことが私のやりたいことなわけだけれど、しっかり名前をつけないときっとどこかで迷子になると思った。

迷子になっても目印になるような名前をつけたい。

私のやりたいことは、例えるとなんだろう。

その言葉を見ただけでなんとなくわかるように、すでに存在する名詞を当てはめてみる。

引き出し、棚、箱

なんとなく近いと思ったのは、開く動作を思い浮かべる名詞たち。

でもこれらはいつもどこかに隠れていたり、すでに持ってるものを開けるみたいでなんか違う。

じゃあドア、いや扉?

これも開けて何かと出会わせてくれるような気がする名詞。

なんだけど、その先に何があるかわからない怖さや、開けてしまったらそのまま進むしか選択肢がないような強制感を感じてしまう。

私のやりたいことはそうじゃない。

自分の新しい”好き”を見つける。発見する。

見える世界を広げる。増やす。深める。繋げる。

でも無理はしなくていい。

様子を伺ってからでもいいし、「あ〜こんな感じか。なんか思ってたのと違うからいいや」と閉じてしまってもいい。

その時の気分によって開けたり閉じたりできるもの。

窓はどうだろう。

光を、外の空気や音、匂いをほどよく内側へ取り込む窓。

「あ!」と思った。直感的に近いと思った。

どうしてもひとりになりたいときはカーテンを閉めて真っ暗にするように、自分の心の状態によって取り込む量を調整できる、いつでも自分が決定権を持っている心地よさ。

そして、そこから見える景色に興味が持てたら実際に外に飛び出せてしまう距離感もちょうどいい。

そうだ、これだ。窓が1番しっくりくる。

窓から差し込む光が多ければ多いほど、部屋が明るくなるように、心に差し込む光もひとつよりはきっと多い方がいいはず。

そんな窓を、窓から見える景色を、

少しでも増やしたい。

そんな想いを込めて「好きの窓」という名前にしました。

この場所がたくさんの”好き”に繋がる窓で、ギュウギュウになったらいいな。

まだまだ手さぐりな状態ですが、好きなもの、ことを言葉にして届けられるよう、努めたいと思います。

あなたのタイミングで、いつでも覗きにきてください。

23

23歳になりました。

誕生日を迎えてなにか言葉にしようと思いつつも、全く進まずにもう5月が終わりそうです。


22歳の誕生日を迎えてすぐ、周りの人よりもひと足早く環境を変えた。

住む場所も会う人も目に見える全てが知らないものばかりで、流れる時間のスピードさえも違うような気がした。

そんな目まぐるしい中でも、いつの間にかその場所や時間のスピードに身体が適応していって、新しい出会いやたくさんのはじめてを楽しみながら一生懸命に過ごしてたらいつの間にか1年が経ったという感覚。

22歳の1年は他人から見たら、凹凸の少ない直線のように見えるかもしれないけど、1日単位や1出来事で見ると上がったり下がったりの私史上今までにないくらいぐちゃぐちゃなグラフができると思う。

就活、上京、一人暮らし、仕事、大学卒業

1年で体験したとは思えない沢山の出来事ひとつひとつに出会いと別れがあって気持ちが追いつかなかったり、楽しいことが増える一方で寂しいと感じることも増えたり。今まで以上に将来を見据えないといけないという現実に何度も突きつけられては、ひとり誰もいないところにぽつんと取り残されているような感覚に陥ったこともあった。

それでも必ずいつもどこかで「この選択でよかった」と納得できた1年でもあった。

でも、もうそんな22歳とは3週間前にさよならした。

23歳、3週間目。

年を重ねるたび、もっと現実やいろんな外的要因にがんじがらめにされるんだろうけど、だからってそこで留まろうとせずに、頭と心を全力で動かしていつも突破口を探しだそうとする私でありたい。

ただそれだけで私は私を好きなままでいられそうだから。

ばいばい22歳

よろしく23歳

ここ

今回はこのサイトを始めた理由をお話しできたらと思います。

そのため少し過去に遡ってお話します。


1年前、ちょうど就活が本格化する時期で将来のことを嫌でも考えないといけなくなったことが大きなきっかけだったと思う。

いろんな会社を見て、なんとなくいいなと思った会社と自分との共通点を探しながら志望動機へと落とし込んでいく日々。

でもいつもどこかで「本当にこの会社でいいの?」と自問自答しては納得するに至らないことが多かった。

今思えば、会社にフォーカスしすぎて自分の気持ちを後回しにしていたからなんだと思う。

会社に合うように自分の形を無理やり変えて型に収めようとしている自分自身にどこかで気づいていて、それがどうしても許せなかった。

そこで一旦、仕事内容や会社のことは全て後回しにして自分にだけ焦点を当てて考えることに。

世に何かで貢献するとまで言うとあまりに大袈裟で想像すらできないけど、近くにいてくれてる人に何かを与えられるとしたら、届けられるとしたら私は何がしたい?何ができる?

とただそれだけをひたすら考えた。


そんな時に、ふと出てきたキーワードが「好き」

私は好きなものが多い方だ。

好きな食べもの、好きな音楽、好きな映画、好きな本、好きな色、好きな景色、好きな店、好きな匂い、好きなひと。

ちょっと人より好奇心があって、探究心がある一方ですぐに飽きちゃう性格ゆえにどんどん増えていく好きなもの。

でも、そんな日々増えていく好きなものが時には逃げ道になってくれたり、思い切った行動に移す理由になってくれたり、知らなかったことを知れる機会をくれたりしたことに気づいた。

そんなこれまでのことを思い出して、あらためて

好きが突き動かす力とか

好きが広げてくれる世界とか

好きで増える選択肢とか

好きに救われる日とか

そんな好きがもたらしてくれるものに誰よりも魅了されている自分を知った。

だから私はこれからも絶えず、ずっと好きなものを増やしていきたい。

でも私だけじゃなくて、周りの人が好きなのものを1つでも増やせたり、新しい好きを見つけるきっかけを作ることなら私にもできるかもしれない、「いや、したい!」と思ったのがこの場所を作った理由です。(結論までが長すぎるね)

まずは一方的にでも私の好きを届けて、残せるように、ここからちょっとずつ始めてみようと思います。

好きなものが増えたその先にどんなことが待ってるのかは受取手によって違うと思うので、読んでくださってるみなさんがそれぞれに受け取ってちょっとでも面白がってくれたらいいな。

ここには、ただただ日常のこととか考えてることを整理したいだけの日記のような使い方もするとは思いますが、ぜひ温かい目で見守ってくれたらうれしいです。

 message in a bottle

dear

まずここにきて読んでくださってる方たちへ、どうもありがとうございます。

約1年前からずっと思い描いていたこの場所をやっとスタートさせることができました。

このドメインもこのサイトも去年の誕生日に父がプレゼントしてくれたのに、そこからの1年があまりにも目まぐるしく、毎日をなんとか過ごすことでいっぱいになり手付かずになっていました。

大学を卒業したり、東京での一人暮らし生活にもようやく慣れて日常に余裕ができてきたので、今こうやって文章を書いています。

サイト名でもある「好きの窓」の由来やこれからどういった投稿をしていくかといった詳しいことはまた次回にしようと思っていますが、ほんの少しだけ。


正直、身近な人にはあんまり読んでほしくないんです。

理由はここで書くことはあまりにも自分すぎるから、ただただ恥ずかしくて。

それでもこうやって目に見える形でこの場所を作ったのは、日々何かを目にしたり触れることで出てくる感情だったりを、いつも言葉にせずそのままにして忘れてしまうことが多く、その度に自分で自分の気持ちを無下にしているようで嫌だったから。

はじめは日記にしてみようかと思っても、それらを自分の中だけで留めてしまうのはどこか勿体無く思ったり。

じゃあSNSで発信してみようかと思っても、他人の目線を気にすることで増えるたくさんのフィルターを通したあとの言葉は自分の言葉じゃないように感じてしまったり。

ここだったら程よく自分だけじゃない自分だけの空間になってくれるんじゃないかな、と。

他人に見せたいような見せたくないような

知ってほしいような知られたくないような

そんな私の好きなことや日々のこと、ぐるぐる頭の中で考えていることをここで言葉にして残していくつもりです。

流れ着いた小瓶の中の手紙のように、私のことなんて知らないどこかの誰かが偶然見つけて、こっそりと読んでくれるくらいが今の私にちょうどいいなと思って今回のタイトルを「 message in a bottle」にしています。

今はまだ「差出人です」と名乗って特定の誰かに届けることができなくても、いつかは直接届けたい。

自分のためだけの場所から、いつかは誰かのための場所にできるように。

それまで時間はかかるかもしれないけど、少しづつ変化しながら私のペースで言葉を届け続けようと思います。

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